窓や玄関の前に張り付いて脱走を試みる猫は多いですよね。

1度脱走してしまうと、何度も脱走を繰り返すようになることも。

飼い主

なぜ脱走したがるのか、猫の気持ちを知りたい!

そこで今回は、脱走する猫の気持ちや心理別に異なる対処法について徹底解説!

猫を外に出すことのリスクについてもご紹介します。

脱走する猫の気持ちとは

  脱走する猫の気持ちとは

完全室内飼いの猫でも、一瞬の隙をついて外に出てしまうことがあります。

猫が脱走したがる理由は大きく分けて以下の6つ。

猫が脱走する理由がわかれば、いざというときの対策が可能になります。

まずは、猫が脱走する理由について詳しく見ていきましょう。

発情期

個体差はありますが、避妊・去勢手術をしていない猫の場合、発情期は1年に2〜3回訪れます。

とくに、気候や気温的に子育てがしやすい春は、猫の発情期もピークを迎えることが多いです。

「大きな声で鳴き続ける」「ソワソワして落ち着きがない」といった仕草や行動が見られるだけでなく、異性を求めて窓や玄関を開けた隙に外に飛び出してしまうケースも多く見られます。

飼い主

春は猫の脱走が最も多い時期だから気をつけて!

外への好奇心

猫が外に出たがるのは、室内退屈で外の刺激を求めているから。

室内飼いの猫は、交通事故や感染症のリスク、縄張りを荒らす野良猫の存在もなく、毎日安全に過ごすことができます。

しかし、毎日決まった時間に寝て、毎日同じものを食べて生活する生活は、猫にとって少し退屈に感じるかもしれません。

「窓の外にいる虫や鳥を追いかけたい」「窓の外にある縄張りをパトロールしたい」そう思うのは、猫にとって自然なこと。

とくに、野良猫としての生活が長かった猫の場合、室内だけの環境では満足できず外への興味が強い傾向にあります。

1度脱走してしまうと、何度も繰り返すようになってしまうため注意しましょう。

引越しなどの環境の変化

”猫は家につく”と言われるように、猫は自分の縄張りを大切にする動物です。

たとえば「引越しをして環境が変わった」「同居猫が増えて縄張りが侵略された」といった理由から、現在の生活環境に不満を持ち、脱走してしまうことがあります。

偶発的な脱走

猫が脱走する理由の7割は「たまたま外に出る経路があったから」。

猫の脱走経路で最も多いのが「窓」や「玄関」「ベランダ」の3箇所です。

「窓・玄関が開いていたから、なんとなく外に出てみた」など、飼い主さんのちょっとした隙をついて脱走していまうケースが非常に多いです。

一度脱走を覚えると、今度は自分で窓を開けたり、網戸を破ったりして何度も脱走を試みる猫も少なくありません。

災害などの不測の事態

災害などの不測の事態が発生した場合も、猫が脱走する可能性があります。

たとえば「地震の衝撃で窓ガラスが割れてしまった」「窓や玄関のドアが歪んでしまった」といった理由のほか、猫と避難中にケースから飛び出して脱走してしまうことも。

災害とペットの問題は永遠のテーマですが、マイクロチップや首輪、迷子札を身につけていれば、いざというときの再会の可能性が高まります。

みけぽん

日頃からの備えが大切!

猫を外に出すリスク

  猫を外に出すリスク

環境省が定める「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」では、「第5 猫の飼養及び保管に関する基準」」に、猫の室内飼育に努めることが明記されています。

猫を外に出すことは違法ではないものの、外の世界は猫にとって危険がたくさんあることを忘れてはいけません。

ここでは、猫を外に出すことのリスクについて解説します。

リスク①交通事故

猫が外に出たときに最も怖いのが「交通事故に遭うリスク」です。

全国で交通事故に巻き込まれる猫は、約29万匹とされており、犠牲になった猫の中には放し飼いにしていた飼い猫や脱走した猫も含まれます。

リスク②ほかの猫との喧嘩

野良猫との縄張り争いで、激しい喧嘩に発展してしまうこともあります。

ほかの猫との喧嘩でできた傷が原因で、命に関わる病気にかかってしまうケースも少なくありません。

野良猫に多い「猫エイズウイルス」は、猫同士の喧嘩や傷口などから感染します。

飼い主

発症すると下痢や貧血、発熱などを引き起こし、数ヶ月で亡くなってしまうことも。

リスク③ノミやダニによる感染症

ノミやダニに刺されると、痒みや皮膚炎などの心身的ストレスだけでなく、「犬バベシア病」「瓜実条虫」といった感染症が感染る可能性があります。

また、「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」や「ライム病」など、人間に伝染する重大な疾患を媒介する危険性もあります。

完全室内飼いの猫であっても、飼い主さんがノミやダニを持ち帰ってきたり、脱走したときに媒介してしまったりする場合があるので、定期的にノミ・ダニの予防を行いましょう。

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リスク④連れ去りや虐待にあう可能性

首輪や迷子札がついた猫であっても、連れ去りや虐待などの被害にあうことも。

連れ去られた先で虐待されてしまうケースもあり、飼い主さんの元に帰ってくる可能性は低くなります。

虐待の犯人を特定・捕まえることは難しく、泣き寝入りするしかない場合もあります。

こうした犯罪から猫をまもるためにも、脱走対策を徹底し、猫が外に出ることがないようにしましょう。

猫が外に出たがるときの対処法

  猫が外に出たがるときの対処法

自由に外を行き来できる環境の猫は感染症や交通事故にあう危険性が高く、完全室内飼いの猫に比べて寿命が短い傾向にあります。

愛猫と少しでも長く一緒にいるために、なるべく外に出さないように飼育するのがおすすめです。

しかし、そんな飼い主さんとは反対に外に出たがる愛猫を見ていると「環境に不満があるのかな」と不安になってしまいますよね。

猫が外に出たがる場合、飼い主さんはどのように対処したらよいのでしょうか。

対処法①室内の環境を快適にする

完全室内飼いの猫の場合、お家の中だけがその子にとっての縄張りです。

周囲を見渡せるキャットタワーやキャットウォーク、大好きなおもちゃをたくさん用意して室内の環境を充実させましょう。

また、お気に入りのベッドやハンモックで、愛猫が安心して過ごせる場所を作ることも大切です。

対処法②避妊・去勢手術をする

避妊・去勢手術をしていない猫の場合、発情しパートナーを探して脱走したがっているのかもしれません。

そのまま放っておくと、本能が満たされないことがストレスとなり攻撃的になったり、外に出たがったりするなどの問題行動を起こしやすくなります。

また、避妊・去勢手術を行うことで、発情による性的なストレスが軽減されるだけでなく、遺伝的な病気の予防や性ホルモンに関する病気のリスクを軽減するという面でもプラスになります。

対処法③脱走対策を徹底する

物理的に猫が脱走できないように工夫することも大切です。

玄関や窓、ベランダなど猫の脱走経路となる場所に柵やストッパーを取り付けて脱走対策を徹底しましょう。

玄関に張り付いて脱走してしまう場合は、玄関や廊下に二重扉を設置する方法がおすすめです。

対処法④多頭飼育をする

遊び相手ができることで、室内の環境に退屈しなくなり、外に出たがらなくなることも。

我が家は現在2匹の猫と暮らしていますが、1匹のときは飼い主も仕事で一緒にいられる時間が少なく、噛み癖や脱走未遂に悩まされていました。

2匹目を迎えた現在、こうしたトラブルはなくなり、2匹で仲良く遊んだり一緒に寝たりして生活しています。

もちろん猫同士の相性などによっても異なりますが、飼い主さんに余裕がある場合は検討してみてもいいかもしれません。

ひげちゃん

「1匹よりも2匹目を迎えてからの方が飼いやすくなった!」と答える飼い主さんは結構多いよ!

室内飼いの猫には「刺激」が大切!

  飼い猫には「刺激」が大切!

愛猫がどうしても外に出たがるのは、室内の環境に変化がなく「刺激」を求めているからかもしれません。

子猫から老猫まで、わくわくする「刺激」は、脱走対策だけでなく「心の健康維持」にも効果的!

次に、完全室内飼いの猫に楽しみを与える方法についてみていきましょう。

外の匂いを感じさせる・外にあるもので遊ぶ

室内で暮らす猫にとって、外の景色や匂いはとっても刺激的。

外にある落ち葉や枝を持ち帰って、匂いを嗅がせたり、網戸にして外の匂いを感じさせたりするだけでも、普段室内だけでは感じることのできない刺激全身で感じることができます。

飼い主

網戸にする場合は、猫が開けてしまわないように注意してね!

脳を使う遊びを取り入れる

猫が室内の環境に退屈しないように、脳を使う遊びを取り入れることも大切です。

猫は本来、自分で狩りをして獲物を捕まえていた動物。

完全室内飼いの猫は苦労することなくごはんにありつける一方、達成感が得られず十分に満足できないというデメリットもあります。

具体的には、普段与えているごはんやおやつの時間に「知育ゲーム」と取り入れたり、「知育トイ(おもちゃ)」を取り入れるなどの方法が効果的!

猫ちゃん自身が工夫し、苦労して何かを得ることで、達成感が味わうことができます。

狩りを再現する

猫じゃらしやぬいぐるみなど、愛猫の好きなおもちゃで狩りの欲求を満たしてあげましょう。

愛猫の好みのおもちゃを見つけて、獲物のように動かしてあげると効果的です。

飼い主

まとめ

まとめ

今回は、猫が脱走したがるときの気持ちや外に出たがるときの対処法について解説しました。

室内飼いの猫が外に出てしまうと、交通事故や感染症など様々なリスクに晒されてしまいます。

首輪や迷子札、マイクロチップの装着も大切ですが、猫が室内だけでも満たされる環境作りも猫の脱走対策に効果的です。

本記事を参考に、猫が脱走してしまう理由を見つけ、原因に合った改善策を見つけましょう!