猫は自分でグルーミングをして身体を清潔に保つことができる動物。

みけぽん

猫にシャンプーは必要なの?

猫は水が苦手なので「無理にシャンプーする必要はないのでは…」と思う飼い主さんも多いのではないでしょうか。

しかし、猫の毛の長さや猫の健康状態、年齢などによっては、必要に応じて飼い主さんによるケアが必要な場合もあります。

そこで今回は、家猫のシャンプーの必要性や種類、選び方について解説!

私が実際に使ってみて、よかったおすすめのドライシャンプーもご紹介します(^-^)

基本的に…猫にシャンプーは必要ない

  基本的に…猫にシャンプーは必要ない

猫は水に濡れるのが苦手な動物。

ワンちゃんに比べて体臭も少ないですし、外に出る機会もない(家猫の場合)ので汚れることも少ないですよね。

結論から言うと、猫は自分でグルーミングを行い常に身体を清潔に保つことができる動物なので、健康な猫の場合無理にシャンプーをする必要はありません

それに加えて人間のように汗をかいたり、皮膚の分泌物が過剰に出たりすることも少ないので、完全室内飼いの短毛種であれば、週に数回のブラッシングをしてあげるだけでOK!

猫は一般的に水が苦手なため、無理にお風呂に入れるとストレスになります。

「完全室内飼い」「短毛種」「自分で毛づくろいができる」といった健康状態であれば、お風呂に入れる必要はないでしょう。

ひげちゃん

長毛種は月に1回のお風呂が必要だよ!

ただし、猫種や健康状態、年齢などによっては猫や飼い主さんのお互いの健康のためにシャンプーが必要な場合もあります。

必要に応じてシャンプーが必要な場合も

  必要に応じてシャンプーが必要な場合も

先述の通り、猫種や健康状態、年齢などによっては必要に応じてシャンプーによるケアが必要になることも。

たとえば…

シャンプーが必要な猫

猫ちゃんの体質によっては、被毛がべたつきやすかったりフケが出やすかったりする子もいます。

必要に応じてシャンプーをしてあげることで、猫の身体をより衛生的に保つことができます。

また、シャンプーをすることで猫が毛づくろいで飲み込む毛の量を減らすことができ、嘔吐の回数を減らす効果が期待できるほか、毛球症の予防に効果的です。

以下でシャンプーが必要な猫について詳しくみていきましょう!

長毛種

長毛種の場合、猫のグルーミングとブラッシングだけでは被毛を清潔に保つことができません。

みけぽん

被毛の奥までケアが行き届かず、汚れが残りやすい!

また、長い毛は絡まりやすいため毛玉を予防するためにも飼い主さんによるケアが大切になります。

長毛種の猫ちゃんには毛並みをサラサラに整えて、毛の絡みを防ぐ効果があるものがおすすめです。

便や尿で被毛が汚れてしまったとき

「食事で汚れてしまった」「便や尿で被毛が汚れてしまった」などの偶発的な原因でシャンプーが必要になる場合もあります。

汚れた被毛をそのままにしておくと、皮膚病やニオイの原因になることも。

部分的な汚れを落としたいときは、泡タイプやスプレータイプなどの水に濡らさず手軽にケアできるアイテムがあると非常に便利です。

皮膚病になってしまったとき

花粉やハウスダストなどのアレルゲンに反応する、アトピー性皮膚炎などでシャンプーが必要な場合もあります。

猫アトピー皮膚症候群は、生後6ヶ月〜5歳の間に感染することが多く、顔や首、お腹に痒みや湿疹、脱毛などの症状がでる病気です。

アトピー性皮膚炎を発症している場合は

  • マラセブシャンプー
  • パイオヘックスシャンプー
  • ケトコナゾールシャンプー

など、感染原因に合った薬用シャンプーを選ぶと効果的です。

外に出る機会がある猫

外には砂や土などの汚れの原因がたくさんあります。

また、ノミやダニなどの虫がついてしまうこともあり、多頭飼いの場合1匹だけでも外に出すとほかの猫にも虫がついてしまうことも。

できればなるべく外に出さないことが望ましいですが、お外が好きな猫ちゃんには2〜3ヶ月に1回の頻度でシャンプーするのがおすすめです。

ひげちゃん

部分汚れから身体全体のケアまで広く使える、ドライシャンプーを持っておくと便利だよ!

被毛のベタつき・フケが過剰に出る

猫の体質や病気によっては、被毛があぶらっぽく、ベタつくことがあります。

フケは少量であれば問題ない場合がほとんどですが、体型・体質・ストレス・加齢により増えることも。

被毛のベタつきやフケの原因によって、皮脂の抑制・保湿・抗菌など必要な作用は異なります。

皮膚やフケの状態を見て、適切な成分が配合されたシャンプーを選びましょう。

乾燥が原因の細かいフケには「保湿」ができるタイプ

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みけぽん

油分を全て洗い流さず洗浄できるから、皮膚の乾燥による痒みやフケを和らげる効果が期待できるよ!

被毛があぶらっぽいフケ対策には「皮脂を落とす」タイプ

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飼い主

サリチル酸ナトリウムが主成分で、皮脂の分泌が多い子やフケが出やすい子に向いているシャンプーだよ!

ひげちゃん

動物病院でもお勧めされる商品だから安心だね!

シニアになって毛づくろいの頻度が減った

高齢になると、身体が硬くなったり関節が痛んだりして、自分で毛づくろいすることが難しくなることがあります。

そのため、グルーミングの頻度が減り、汚れや被毛が溜まりがちになることも。

シニア猫にシャンプーをするときは、水のいらないドライシャンプーで、できる限り身体に負担がかからないものを選びましょう

お尻など汚れている部分だけを洗うだけでも有効です。

猫のシャンプーの頻度は、若い元気な猫でも月に1回程度なので、多くても2ヶ月に1回程度で十分と言えるでしょう。

飼い主が猫アレルギー

猫のシャンプーは猫自身の健康だけでなく、飼い主さんのアレルギー予防・対策にも効果的です。

これまでの研究により、アレルゲンである猫の唾液腺や皮脂腺から分泌される成分は、シャンプーをすることによって大幅に減らせることがわかっています。

しかし、シャンプーによって減少したアレルゲンは2日程度で元の量に戻ってしまうため、あくまでも一時的な改善策と言えるでしょう。

猫アレルギーの友人を家に招くときなどの対処法として、ブラッシングと併用してシャンプーをすると、猫アレルギーの症状の緩和に効果的です。

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猫用シャンプーの種類

  猫用シャンプーの種類

猫用者シャンプーは、大きく分けて以下の3種類に分類されます。

  • 水を使うシャンプー
  • ドライシャンプー
  • シャンプータオル

以下でそれぞれの特徴について見ていきましょう!

水を使うシャンプー

人間が使うシャンプーと同様に、お湯で洗い流すタイプのシャンプーです。

ドライシャンプーやシャンプータオルに比べて、洗浄料が高く種類も豊富なため、用途に合ったものが選べます。

ただし、猫は水に濡れるのを嫌がるため、無理やりシャンプーをするのはNG。

水が苦手な猫ちゃんには以下でご紹介する「ドライシャンプー」や「シャンプータオル」がおすすめです。

みけぽん

猫の被毛は犬に比べて乾きにくく、そのままにしておくと体温が奪われてしまうから要注意!

ドライシャンプー

ドライシャンプーは、水に濡らさずに手軽にケアできるアイテムのこと。

  • 泡タイプ
  • 液体タイプ
  • 粉末タイプ

の3種類があり、猫の被毛や皮膚に揉み込み、ブラシングとタオルだけで身体をキレイにすることができます。

水が苦手な猫にとって負担を抑えてケアできるため、老化や病気などによって自分でグルーミングするのが難しくなった猫にも活用できるのがメリットです。

寒い日でも使用でき、食事の汚れや糞尿によるお尻の汚れなど、部分的な汚れにも手軽に使うことができます。

シャンプータオル

不織布に洗浄成分を染み込ませたシャンプータオルは、タオルの拭き取りもいらないのでドライシャンプーよりもさらに手軽。

お外が好きな猫の足裏やお尻周りなどの汚れた部分をサッと拭きたいときに便利です。

また、シャンプータオルで猫の身体を湿らせたあとにブラッシングをすると、毛が舞うのを防ぐこともできます。

猫用シャンプーの選び方

  猫用シャンプーの選び方

猫用シャンプーを選ぶときは、どのような点に注意して選べばよいのでしょうか。

次に猫用シャンプーを選ぶときのポイントについて解説します。

①必ず猫用のシャンプーを使う

人や犬、猫はそれぞれ皮膚のphが異なるため、皮膚が荒れてしまう恐れがあるからです。

犬猫兼用のシャンプーの場合は、兼用なので犬も飼っていて同じものを使いたい場合におすすめです。

②「無添加」「オーガニック」「低刺激」なものを選ぶ

猫はアレルギーやストレスなどが原因で皮膚トラブルを発症することがあります。

また、猫の皮膚は人間の5/1〜6/1ほどの薄さで刺激が強いシャンプーの場合、炎症を起こしてしまうことも。

猫用のシャンプーを選ぶときは

  • 合成界面活性剤不使用
  • 洗浄成分にアミノ酸系・植物由来成分

をベースにした、低刺激で猫の皮膚に負担がかかりにくいシャンプーを選ぶようにしましょう。

③「消臭タイプ」なら飼い主も快適!

猫の体臭が気になる場合は、消臭タイプのものを選ぶと飼い主さんにとっても快適です。

ニオイの元となる汚れをしっかり洗浄し、不快なニオイを抑えてくれるため、根本からニオイを除去することができます。

とくに、お外が好きな猫や発情期で尿の強いニオイが付着している場合におすすめです。

④「無香料」のものを選ぶ

猫は嗅覚が優れているため、慣れないニオイは不快に感じてしまいます。

そのため、シャンプーを選ぶときはなるべく「無香料」のものを選ぶようにしましょう。

シャンプーの匂いが強いと、必要以上に毛づくろいしたり、ストレスの原因になったりすることも。

「微香料」のものもありますが、製品によって香りの強さはさまざまです。

シャンプーの香りがつくのを嫌がり、シャンプー嫌いの原因になることもあるので、心配な方は無香料を選んでおくとよいでしょう。

おすすめの猫用シャンプー

  おすすめの猫用シャンプー

今回は、猫の負担になりにくい「ドライシャンプー」の中から、とくにおすすめのアイテムを2つご紹介します。

飼い主

私が実際に使用したドライシャンプーの中から厳選してみたよ!

mofuwa(モフワ) グルーミングスプレー

mofuwa(モフワ) グルーミングスプレー

独自の特許電解水で、皮脂汚れやニオイの元となる汚れをしっかり落とします。

清涼飲料水(ミネラルウォーター)の基準を満たしているため、シャンプーの後に猫が舐めたり毛づくろいしたりしても安心です。

使用方法

  • 身体全体をスプレーで濡らす
  • ブラッシングで被毛や皮膚に馴染ませる
  • 濡れた部分をタオルで拭き取る

ビフォーアフターはこんな感じです↓

mofuwaグルーミングスプレー ビフォーアフター

無香料なのでシャンプーの香りもほとんど感じられません。

完全室内飼いの猫ちゃんなら、写真の通りの艶々な毛並みを3週間程度キープできると思います!

犬・猫・小動物兼用なので、猫以外のペットと暮らしている飼い主さんにもおすすめです。

我が家にはうさぎもいるので、たまに使用していますよ!

以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひこちらも合わせてご覧ください(^-^)

飼い主

猫の場合300mlで約100回分使えるから、コスパもいい!

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ネコアレ専科 ドライシャンプー

ネコアレ専科 ドライシャンプー

天然酵素と海洋深層水から作られた猫に優しい成分で、ニオイやフケを分解し汚れを落とします。

ネコアレ専科 ドライシャンプー 

ドライシャンプーでありつつ、泡タイプなので被毛から地肌までしっかり浸透するのが特徴です。

ネコアレ専科学 ドライシャンプー 全身に使える

また、身体だけでなく「顎ニキビ」「耳ヤニ」「顔まわりの汚れ」「涙やけ」など、普段の猫のケアに伴う猫用品として幅広く使えるのもポイント。

専用の手袋も付属していて手に汚れがつきにくく、使い終わったらそのまま捨てるだけなので快適に使えます。

使用方法

  • 手袋に泡を出す
  • マッサージしながら泡を揉み込む
  • ブラシで整える
    (濡れていたらタオルドライする)

ビフォーアフターはこんな感じです↓

ネコアレ専科 ドライシャンプー ビフォーアフター

しっぽの付け根に多く見られるフケがよく取れるのを実感。

使用後はサラサラとした毛並みに仕上がり、ほぼ無臭なので猫がシャンプーの香りを気にして毛づくろいすることもありませんでした。

スプレーの音が苦手な猫ちゃんにもおすすめです(^-^)

飼い主

「シュワ〜」っと猫の身体に馴染んでいくのがよくわかって気持ちいい…!

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まとめ

まとめ

今回は、猫のシャンプーの必要性や種類、選び方について解説しました。

猫は水が苦手な子が多いので、ドライシャンプーやシャンプータオルを試してみるのがおすすめです。

本記事を参考に愛猫に合ったシャンプーを見つけてくださいね!