先日、猫2匹・うさぎ・夫婦2人で埼玉県から福岡県を大移動しました!
動物たちとの初めての移動に選んだのは「東京九州フェリー」。
ペットと一緒に泊まれる「ウィズペットルーム」、「ペットルーム」に宿泊した感想についてご紹介!
引越しにフェリーを選んだ理由や具体的な料金、必要な持ち物などについても詳しく解説します。
猫(ペット)との引越しを控えている飼い主さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね!
【埼玉から福岡へ】ペットたちとのお引っ越し
現在、我が家は猫2匹・うさぎ・夫婦2人の5人家族!
主人も私もフリーランス。在宅勤務ができる点から、結婚を機に埼玉県から福岡県への引っ越しを決意しました。
とは言っても、猫やうさぎを連れての移動は初・・・。
「移動手段は?」
「事前に準備しておくことは?」
「必要なものは?」
など・・・ペット3匹、さらに埼玉から福岡という超長旅に向けて、さまざまな準備やイメトレをしながら引っ越しを踏み出しました。
ペットの引っ越し手段
ペットと引っ越しする場合、以下のような選択肢が考えられます。
- 自家用車・レンタカー
- 飛行機
- 新幹線
- 引っ越し業者のペット輸送サービス
- ペット専門の輸送業者 など
我が家の場合は、関東(埼玉県)から九州(福岡)。
車だと、14時間以上かかります。
渋滞や休憩、猫の健康チェックなどの時間を含めればさらに時間がかかるうえ、軽自動車なので車での移動は現実的ではありません。
仮に、軽自動車でなくても車に慣れていない猫やうさぎを長時間ケージに留めておくのは健康的にもよくない・・・。
また、飛行機なら2時間程度で到着しますが、空港まで猫2匹・うさぎ1匹を連れて公共交通機関で運ぶのは困難です。
引っ越し業者のペット輸送サービスやペット専門の輸送業者も検討しましたが、値段も高く車も別で輸送しなくてはならないので予算オーバー。
そして、上記の輸送手段の最大の難点は移動中、飼い主が側にいられないことです。
何かあったときに飼い主が対応できないのはもちろん、猫にとって慣れない移動、知らない人が苦手なので精神的なストレスを考慮し、飼い主と一緒の空間で移動できる方法を探した結果、フェリーという決断に落ち着きました。
手段別にみた料金相場
今回、私たちはこれらの理由によりフェリーという決断を選択しましたが、車の有無やペットの種類、頭数などによって状況は変わってくるかと思います。
以下で、それぞれの輸送手段の平均的な相場についてまとめてみたので、引っ越しを検討している方はぜひチェックしてみてくださいね!
手段 | 相場 |
自家用車・レンタカー | 【埼玉〜福岡】 ETC・・・約25、000円 ガソリン・・・約10,000円 (レンタカー・・・8〜10万円) |
飛行機 | 【羽田空港〜福岡空港】 (JAL) 6,600円 |
新幹線 | 【乗り継ぎなし】 290円 長さ・・・70cm以内 タテ・ヨコ・高さの合計・・・120cm以内 総重量・・・10kg以内 |
引っ越し業者のペット輸送サービス | 平均・・・3〜4万円 |
ペット専門の輸送業者 | 【東京〜福岡】 ワンニャンキャブ 54,000円〜 |
距離や頭数、ペットの種類などによって金額は異なりますが、埼玉県から福岡県ともなるとなかなかなの金額です・・・。
また、新幹線は290円と破格の値段ですが、専用の置き場所は設けられていないため自分の膝の上や自席のテーブル、頭上の荷物置き場に置く必要があります。
うさぎなどの小動物なら吠える心配がないのでよいですが、猫や犬の場合はほかの人の迷惑になる可能性やトイレなどの心配もあるため難しいですね。
東京九州フェリーを活用しました!
これらの問題を考慮したうえで、私たち家族はフェリーで引っ越しすることを決めました!
私たち家族の場合、
- 夫婦2人
- 車
- 猫2匹
- うさぎ1匹
飼い主
みんなで一緒に引っ越しできれば・・・
と、考えた結果「東京九州フェリー」がヒット!
ここでは、東京九州フェリーの概要や特徴について詳しく解説します。
東京九州フェリーとは?
東京九州フェリーは、神奈川県(横須賀)から福岡(新門司港)を経由する大型フェリーです。
時速約52.4kmの高速性を活かし、横須賀から新門司港間を約21時間で運行します。
出港・入港時刻はいずれも夜の時間帯のみですが、乗船した翌日は一面大海原の中で目が覚め、日中はゆったりと絶景を楽しむことができます。
波や風などの条件が整えば、露天風呂や屋外でのバーベキューを楽しむこともできますよ!
飼い主
バーベキューは風の影響で中止でした( ; ; )
ペットと一緒なら「ペットルーム」or「ウィズペットルーム」
東京九州フェリーでは「ペットルーム」と「ウィズペットルーム」の2つの方法でペットを輸送できます。
ペットルームとウィズペットルームは、一般の客室とは隔離されています。
廊下には扉が設置されているので、万が一ペットが部屋から脱走してしまっても船内で迷子になってしまう心配はなさそうです!
ペットルーム
こちらは、犬や猫、小動物などを預けられるペット専用のお部屋です。
ケージ一つひとつに鍵がついており、面会時以外はフロントに鍵を預けます。
ペットの種類に問わず、ほかの乗客のペットと同じ空間なので、ストレスを感じやすい子には向きません。
飼い主さんと同じ部屋には泊まることができないので注意が必要です。
飼い主
今回、トトちゃん(うさぎ)はペットルーム。
ほかのペットがいなかったので貸切で使用できたよ!
料金 | 6,000円(税込) |
利用条件 | ・予防接種(狂犬病・各種ワクチン)済み ・害虫駆除対策(ノミ・ダニ)済み ・猛禽類や爬虫類などは対象外 など |
特徴 | ・飼い主とは別室 ・専用の鍵で施錠できるので連れ去りなどの心配がない |
ウィズペットルーム
今回の引越しでフェリーを選んだ一番の決め手、「ウィズペットルーム」。
常に飼い主と一緒に過ごすことができるので、初めての長距離移動が不安な飼い主さんやペットにおすすめです。
一緒に宿泊できるペットは
- ひとつのケージに入る頭数
- 20kg以下
- 複数匹の場合は合計で20kg以下
に限られており、部屋を出るときはケージに入れるため、猫の場合は2匹が限界だと思います。
飼い主
飼い主が近くにいるだけで、お出かけが苦手な猫たちも安心している様子でした!
料金 | 32,000円(税込) |
利用条件 | ウィズペットルーム 利用確認書 ・予防接種(狂犬病・各種ワクチン)済み ・害虫駆除対策(ノミ・ダニ)済み ・猛禽類や爬虫類などは対象外 ・ベッドや椅子(家具)の上に乗せることは禁止 ・発情中や妊娠状態でないこと ・体調不良でないこと など |
特徴 | ・飼い主と一緒に宿泊できる ・比較的安価で旅行のような思い出ができる |
料金
今回、東京九州フェリーでの移動でかかった金額は合計85,000円(税込)。※片道料金
車がないご家庭であれば、もう少し安く移動できそうですね!
必要な持ち物
次に、猫とフェリーに乗るときに私が持って行ったものをジャンル別にご紹介します。
トイレ編
- 猫砂
- トイレシート
- トイレ(小)
- トイレ用スコップ
- ビニール袋(大・小)
- 雑巾
- ペット用ウェットティッシュ
- 消臭剤
猫トイレはケージにも入れられるよう、小さめのトイレを購入。
トイレシートはフェリーにもいくつか用意されていますが、念のため持っておくと安心です。
水・ごはん編
- ドライフード(カリカリ)
- ウェットフード
- おやつ
- お皿(水・ごはん用)
- 持ち歩きできるお皿
ドライフードはいつも食べているもの、ウェットフードはなるべく水分が補えるものがおすすめです。
慣れない場所や緊張状態にある猫は、なかなか水分を摂ってくれないので、大好きなおやつで水分補給してもらいましょう。
事前に好きなおやつをリサーチし、何個か種類を用意しておくと安心!
お皿はなるべく普段使っているものを持参してあげるとよいですよ。
その他
- お気に入りの毛布
- お気に入りのおもちゃ
- ほうき・ちりとり
- ペットフードスコップ
毛布は普段使っているものを持参しましょう。
ケージの上から毛布を掛けてあげたり、お部屋に置いたりすることでいつもの匂いに安心してくれますよ!
ほうきやちりとりは100円ショップで購入したミニサイズのものを持っていきました。
トイレ周辺に砂が飛び散るので、掃除する際に非常に便利です。
持っていけばよかった…
今回の船旅で唯一、飼い主が「持っていけばよかった…」と後悔したものは、猫用の酔い止め薬です。
乗船した当日、台風の影響で船が大きく揺れる時間帯がありました。
すると1匹の猫がヨダレを垂らしはじめ、数時間ほど元気がなく・・・。
幸いにもすぐに体調は回復しましたが、船や車移動が苦手な猫の場合、酔いやすい子も多いようなので事前に獣医師さんに酔い止め薬を処方してもらうようにしましょう><
まとめ
今回は、猫やうさぎたちと一緒にフェリーで引越しした体験をまとめました。
慣れないことばかりで大変なこともたくさんありましたが、普段一緒に旅行できない猫やうさぎとの大切な思い出になりました^_^
長距離での引越しを考えている方は、ぜひフェリーを検討してみてくださいね!
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– キャトヘルスアドバイザー
– 猫の健康管理インストラクター
– 保護猫歴10年
– 2匹の保護猫と暮らす
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