飼い主の皆さんは大切な愛猫からの大好きサインにしっかり気がつけていますか?
そもそも、猫は私たち飼い主のことをどう思っているのでしょうか。
そこで今回は、猫は飼い主をどう認識しているのか、猫が大好きな飼い主さんだけに見せる8つのサインについて詳しくご紹介。
愛猫との信頼関係を築くためにもぜひ参考にしてみてくださいね!
猫は飼い主のことを大きな猫だと思っている
猫が飼い主のことをどう思っているのか、気になったことはありませんか?
いつまでたっても我が子のように可愛い愛猫ですが、実は飼い主さんのことを「大きな猫」と認識しているようです。
1.身体の大きくて動きが鈍い猫
猫から見た人間は「身体が大きくて動きが鈍い猫」だと思っているようです…笑
「下僕」ではなく、同じ猫として認識されていることはとっても嬉しいことですが、猫に比べて走るのが遅かったり、ジャンプも優れていない私たちは動きが鈍いという印象を持たれているんだとか。
猫が寝ている飼い主さんに獲物を咥えて持ってくるのは、褒めてもらいたいからという理由もありますが「動きが鈍い未熟な猫に獲物をとってきてやった!」という母性気分でもあるそうです。
2.安全な猫
猫は飼い主のことを「縄張りを横取りしない敵意のない安全な猫」と思っています。
野良猫に自分のテリトリーがあるように、家猫にもしっかり縄張り意識があるのです。
飼い主さんのことを信頼しているからこそ、安全な猫と認識しお腹を見せて眠ったり熟睡したりしているのでしょう。
飼い主
声が大きい人やしつこい人は苦手意識を持たれやすいから要注意!
3.兄弟
飼い主さんのところへ急に飛び出してきたり、じゃれてきたりする場合は飼い主さんのことを兄弟猫だと思っている可能性も。
とくに、小さなお子さまがいて子猫のころから一緒に遊んでいる場合は、子どものことを兄弟と認識している可能性もあります。
4.母猫
子猫の頃から飼い主さんと一緒に過ごしている猫は、成猫になっても子猫ような仕草を見せることがあります。
とくに、オス猫の場合、1歳を迎える前の早い段階で去勢手術をしていると、子猫の頃の性格を受け継ぎやすく飼い主さんのことを母猫だと思い、甘えん坊な性格になる傾向にあります。
飼い主
ひげちゃんは生後7ヶ月ごろに去勢したから、すごく甘えん坊だよね!
ひげちゃん
毎朝お膝の上で甘えるにゃ〜
5.親しい友達
猫は基本的に単独行動を好む動物ですが、同じ環境にいても喧嘩や揉め事に発展しない友達のような存在の猫もいます。
具体的には、一緒に寝たり毛づくろいをしあったりする関係の相手です。
愛猫が飼い主さんのことをぺろぺろする仕草が見られたら、飼い主さんを信頼し仲間意識を持っていると言えるでしょう。
飼い主
猫がぺろぺろしてくれたら、飼い主さんも優しく撫でてお返ししてあげよう!
猫が大好きな飼い主に見せる8つの行動
飼い主は愛猫のことをいつも愛おしく思っていますが、猫たちは飼い主のことをどう思っているのでしょうか?
ここでは、飼い主のことが好きすぎる猫が見せる8つの行動をご紹介します。
①飼い主にくっついて寝る
猫は飼い主の近くでくっついて寝るのは、安心や落ち着くといった気持ちといった気持ちの表れ。
飼い主さんと一緒に寝る位置にもちゃんと意味があるようです。
布団の外や少し離れた場所
大好きレベル
愛猫が飼い主さんの布団から少し離れた場所で寝ている場合は、遠くから飼い主さんを見守り、自分のパーソナルスペースを守りたいという意味があります。
離れているからといって飼い主さんのことを嫌いと思っているわけではありません。
また、過去に同じ布団で寝たときに押しつぶされたり、蹴飛ばされたりした経験から一緒に寝るのを避けている可能性もあるようです。
布団の上
大好きレベル
飼い主さんの布団の上で寝る猫は、普段から膝の上で甘えたり撫でてもらったりするのが好きな猫に多いです。
飼い主さんの寝返りなどで不安定な場所にも関わらず布団の上で寝るということは、飼い主さんのことが好きであることはもちろん、信頼しているからと言えるでしょう。
足元
大好きレベル
飼い主さんの足元で寝る猫は「甘えたいけどベタベタはしたくない!」という子が多いようです。
信頼していないわけではないものの、飼い主さんに対して自己防衛本能が働いている可能性もあります。
猫が自分にとって最も安心できる距離を保っているのかもしれませんね。
顔の近く
大好きレベル
愛猫が飼い主さんの顔の近くで寝たり、顔に体をぺったりくっつけて寝たりする行動は1番信頼している人にしかやらない行動です。
飼い主さんの匂いで安心したい、甘えたいなどの気持ちの表れで子猫に多くみられます。
飼い主
飼い主さんのことを母猫だと思って信頼しているのかも!
②甘噛みする
猫が甘えているときや興奮しているときに、飼い主さんの手を甘噛みすることはありませんか?
猫同士でも毛づくろいの延長線で、甘噛みをすることがありますが、仲間を舐めたり甘噛みしたりするのは親愛の気持ちの表れです。
とくに猫が飼い主さんに喉を鳴らしながら甘噛みする場合は、甘えたい気持ちが強いと言えるでしょう。
③飼い主の近くでふみふみする
猫が前足を交互にふみふみするのは、子猫が母猫の母乳を出やすくするための仕草です。
飼い主さんのお腹の上や近くでふみふみしている場合は、子猫時代の気持ちに戻って甘えているときです。
猫が満足するまでたっぷり甘えさせてあげましょう。
モコモコ素材の布団の上や飼い主さんの洋服に反応してふみふみすることもありますよ。
飼い主
猫のふみふみは、成猫になるにつれてやらなくなることが多いよ!
④お風呂についてくる
猫がお風呂についてくるのは、好奇心だけでなく飼い主さんを心配している可能性もあるんだとか。
猫は水が苦手なので飼い主さんが水の中に入っているのは不思議な光景です。
お風呂の近くでじっと待っているのは、大好きな飼い主さんが溺れないか見守っているからかもしれません。
⑤顔をスリスリする
猫が尻尾をピンと立たせながら頭突きやスリスリしてくるときは、飼い主さんに甘えたいサイン。
猫はお気に入りのものや人に自分の匂いをつけてマーキングする習性があり、その匂いを嗅ぐことで安心するんだとか。
お腹がすいたときやごはんをもらうときに、すりすりしたり突進してくる猫も多いようです。
⑥「あご天」「へそ天」する
あごてんは、猫があごを天井に向けて寝ている姿勢のことです。
一方、へそ天は猫がお腹を天井に向けて寝ている姿勢を指します。
猫が無防備な姿で眠るこのポーズは、「敵がいない」」と安心し、完全にリラックスしている状態です。
あご天やへそ天で寝ている猫に近づいて、触らせてくれるようであれば飼い主さんを信頼している証拠と言えるでしょう。
みけぽん
野生動物の中でへそ天で眠るネコ科動物はライオンだけらしいにゃ!
⑦飼い主で爪を研ぐ
飼い主に構って欲しいときに、飼い主さんのズボンや背中に爪研ぎすることがあります。
わざと飼い主さんで爪を研ぐことで関心を引き、「遊んで!」「構って!」などの気持ちを表現しているようです。
このような行動が見られたら、おもちゃなどで気が済むまで遊んであげましょう。
⑧目を細めて見つめてくる
猫が目を細めて見つめる仕草は、飼い主さんに好きという気持ちを伝えたいときや甘えたいときのサインです。
こうした仕草が見られた場合は、飼い主さんもゆっくり瞬きをして返事してあげるとより信頼関係を築くことができますよ!
猫は飼い主のことを忘れる?
合わない期間にもよりますが、基本的に大好きな飼い主さんのことなら忘れることはないでしょう。
猫の記憶力は短期記憶に優れており、興味のあることや好きなことは長期間記憶することができます。
ただし、猫は環境の変化に敏感なので短期間会わないだけで、自分を置いていったと勘違いして拗ねてしまうことも。
また、ショックな出来事や嫌な記憶も覚えているため、自分に嫌なことをする人のことも覚えているようです。
3年以上会わないと忘れられることも…
飼い主さんのことが好きな猫ちゃんでも、3年以上合わないと忘れられてしまうこともあるようです。
とくに、飼い主さんとの信頼関係に問題があった場合や飼い主さんと離れた後の環境が幸せな場合は忘れてしまう可能性が高いと言えます。
まとめ
本記事では、猫が大好きな飼い主さんだけに見せる行動について解説しました。
今回ご紹介した仕草を見せてくれている場合は、愛猫との信頼関係が築けている証拠です。
猫が愛情表現をしてくれたときは、撫でたり遊んだりしてしっかりスキンシップをとってあげてくださいね。
こちらの記事もおすすめ!
– キャトヘルスアドバイザー
– 猫の健康管理インストラクター
– 保護猫歴10年
– 2匹の保護猫と暮らす
猫と飼い主さんにとって快適な暮らし、愛猫といつまでも楽しく暮らすための知識を得るサポートをします。